みなさん、こんにちは。
この記事を書いているのは、ちょうど春の訪れを感じさせる出来事が出始めたころです。
近所のおうちのお庭の梅の花が開き、そして鳥のさえずりもたくさん聞こえ、日差しがとても暖かくなってきました。
みなさんは、どんなことがあると「春が来たなぁ」と思いますでしょうか。
さて、そんな折、生徒さん(声優さん)からご相談をいただきました。
同期の人に比べて、実力はそう変わらないと思っています。でも自分は出世(ランクアップ)が遅めだし、人気比べでは勝てそうにない。もっと魅力のある人になりたいのですが、私にはそこまで魅力がない。でもこの仕事を辞めたいとは思っていません。魅力ってどうやってつければいいと思いますか?
今回は「自分には魅力がない」に加え、「自分の言葉には説得力がない」「自分の行動には影響力がない」など、自分には◯◯がないと感じている方に、ちょっと工夫するだけでそう感じなくなってしまう方法についてお伝えしたいと思います。
- 魅力がないと感じている
- 説得力がないと感じている
- 影響力がないと感じている
「自分には○○がない」と悩まなくなる方法
チャンクを下げる
さて、まずはじめに、本人にとって魅力がないとはどういう部分を指しているのかを明確にする必要があると思います。
容姿なのか、声なのか、キャラクターなのか、性格なのか
もし、その答えが容姿の場合、さらに明確にする必要があるでしょう。
服装なのか、髪型なのか、体型なのか、肌なのか
もしも服装なら、着る服を変えたり、コーディネーターにお願いししてみるという方法で、もしかすると改善されるかもしれません。
ポイントは、私には魅力がないという表現だと、私の全てに魅力がないというふうに一般化してしまいます。魅力が足りないと思っているのはどこなのか、どう足りないのかなど、具体的に問題と感じている部分を絞っていくだけでも、自分の中での印象に変化が起こります。
焦点を変える
次に、問題と感じていた部分の焦点を変えてみたいと思います。
一般的に広まっているものの1つに、美点凝視というものがあります。人の欠点や短所を見るのでなく長所を見ようというものですが、こちらは全くおすすめしていません。なぜなら、見ないようにしたからと言って、気にならなくなるわけではないからです。
「身長が低くて悩んでいるんだ」
「気にしなくて大丈夫だよ、君は顔がいいんだから!」
顔がいいことを褒められて嬉しくなるかもしれませんが、身長が低いことは、おそらく気にしたままでしょう。論点をすり替えただけで、人によっては話を聞いてもらっていないと思ってしまうかもしれません。
身長が低いという悩みであれば、身長が低いことの長所があるかもしれません。例えば、高くないから相手を威圧しにくく安心してもらいやすいとか、男性の場合は女性と視線の高さを合わせやすい…といったこともありますね。
ものの見方や解釈を変えることによって、感覚に変化を与えることをリフレームと言いますが、リフレームを行うことによって、今まで短所と思っていたことが180度転じて長所になってしまうことが多々あります。
表現を変えてみる
最後に紹介するのが、問題としていた内容・質問の表現を変えてみるということです。
話し相手がいたら、ぜひ次の2つを試してみてください。
「私には魅力がないんだ」
A.「そんなことないよ、あなたはとっても魅力的だよ」
B.「気づいてる?あなたはとっても魅力的だということに」
Aはよく説得する際に返しそうな言葉ですね。慰めたり励ましたりするときに言いそうですが、これだと「魅力がない」と思っている人の考えを、良かれ悪かれ否定している形になってしまいます。
一方Bですが、魅力のある/ないを話の論点にせず、気づいているかどうかを論点にしています。加えて、気づいているかどうかに焦点があたり、あなたはとっても魅力的だという言葉がそのまま相手の無意識下に届きます。相手の考えを否定することなく、魅力的だよと伝える方法になります。
活用方法としては、より小さな会話を包含するという形をとります。
英語にするともしかすると分かりやすいかもしれませんが、Do you know that 〜?のthat以下に伝えたいメッセージを入れる感じでしょうか。knowの他に、rememberやfeel likeなど、同じ構文に使えそうな単語を変えても、that以下を無意識下に届けることが可能です。
いかがでしたでしょうか。もしも同じようなことを誰かが言っていた場合、ぜひ試してみてください。
①チャンクと③包含は、NLPヒプノセラピーの内容になります。
また、②リフレームはニュートラルベースNLP®︎の内容になります。
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